チビ社長が来るまで⑤

不妊治療

今回は、不妊治療で行なった検査について書いていきます。

前回の『チビ社長が来るまで』は下のURLから

チビ社長が来るまで④
水天宮に子授かり祈願にいった時のことを中心に治療中やった事を書いていきます。 1.基礎体温をつける 基本的な事かも知れませんが、毎朝基礎体温を測って記録してました。 基礎体温は、...

はじめに

不妊治療を行う前にまずどうして妊娠出来ないのかを調べていきます。調べて原因に対し治療を行なったり、不妊治療の治療方法を選定したりします。

私が行った検査を簡潔に書いてあるので、通ってるまたはこれから通う予定のクリニックによって検査内容が異なる場合がありますのでご了承下さい。

また、卵管子宮造影検査については少し詳しく書いてあるので是非読んでいってください。

血液検査

 

一般採血

糖尿病や貧血、炎症、肝障害、腎障害、高脂血症などの持病がある事で排卵障害や流産のリスクが高くなります。そのため、全身の状態を把握する為に行う検査となります。

クラミジア検査

不妊症の原因の1つと言われるクラミジア感染症の有無を確認する検査です。

採血で血液中のクラミジア抗体(過去にクラミジアに罹った事があるかどうか)を調べる方法と、子宮頸管内を擦って抗原(現在クラミジアに罹っているか)を調べる方法があります。

感染症採血

B型肝炎やC型肝炎、エイズ、梅毒と、いった感染症の有無を確認する採血検査です。これらの感染症があると胎児やパートナーへの感染リスクが高くなります。

抗精子抗体

抗精子抗体とは、精子に対する抗体の有無を診る検査になります。陽性の場合、子宮内で授精が困難となる為、人工授精以上の不妊治療が必要になります。

抗ミュラー管ホルモン(AMH)

血液中にあるAMH値を評価し、卵巣の中にある卵子の数を診る検査です。低値だった場合、排卵が終わる年齢が早くなる可能性がらあります。

超音波検査(毎周期)

膣に超音波プローブ(親指大の超音波機器)を入れて、子宮全体や卵巣の状態を診る検査です。

卵巣嚢腫の有無や成熟卵胞数の計測を行い、卵子を育てる卵巣に腫れがないか卵胞の成熟具合はどうか確認します。

 

子宮頚部細胞診

子宮頸部(子宮の入り口)をブラシで細胞を採取し、子宮頸がんの有無を診る検査です。

 

尿中LH検査

市販でもある排卵検査です。

尿に含まれる黄体形成ホルモン(LH)の値が上がっているか診る検査です。値が上昇した時が、LHが放出を開始している状態で、約1日以内に排卵が起きる事を示しています。

 

ヒューナー(フーナー)テスト

排卵期に性交を行い、その後子宮頚部から分泌される粘液内の精子の数を数える検査です。粘液内に動いている精子が少ない場合は人工授精が適応されます。

 

子宮卵管造影検査

膣から管を入れ、子宮と卵管に造影剤を拡散し、卵管の通り具合や子宮内の状態(病変や奇形がないかなど)を診る検査です。

造影剤にアレルギーがあったり、喘息がある方は子宮内に食塩水を流し卵管の通り具合を診る卵管通水になります。

私は、特にアレルギーなどなかったので子宮卵管因造影検査を受けました。この検査の特徴は、とにかく痛い!事前に痛み止めをもらい、内服したのですが、それでも痛かったです。(受けた病院の看護師さんが言ってましたが、人によっては途中で気絶してしまう人もいるらしいです。)

私が感じた痛みポイントは2箇所。

最初に、膣からカテーテル(管)を入れるのですが、検査治中に管が抜けない様に生理食塩水や空気を入れて管の先端に付いている風船を膨らませます。その風船をパンパンになるまで膨らませるので、膨らませている時にかなり痛みます。人によっては、管を入れる時点で痛みをかんじたり、気絶したりする人もいるそうです。

管を入れて、固定した後レントゲン室に移ります。歩いて移動するのですが、痛みが強く歩けない場合は、車椅子を用意してくれます。

レントゲン室に着いたら、検査着に着替え、胃のバリウム検査などで使うレントゲンの機械に寝て検査を行います。

管から造影剤を少しずつ入れて行くのですが、最初はほとんど何も感じず、後からとても強い生理痛の様な激痛がきました。特に、やや閉鎖気味になっていた右の卵管あたりが激痛でした。

検査後は、検査台で15分程横になったまま休んでから着替えて、感染予防の為の抗生剤を3日間もらい、帰宅しました。

辛い検査ですが、不妊症治療を行うに対し必要な検査になります。

しかし、痛みだけではなく、子宮卵管造影検査でも、卵管通水でも、閉鎖気味だった卵管が開かれて妊娠がしやすくなるというメリットがあります。

 

男性特有の検査

精液検査

精液量や精子の数、精子の形(奇形はないか)、精子の運動力を調べる検査です。

パートナーが自ら精液を採取する必要があります。

 

 

さいごに

私達夫婦が、受けた主な検査は以上です。他にも、施設によっては腹腔鏡検査や子宮鏡検査、MRI検査などを行なっている場所もある様です。

あまり痛くない検査からとても痛い検査まで色々ありますが、体の外からでは分からない場所なのでどうしても検査項目が多くなってしまいます。ですが、適切な治療を行える様にするステップです。

辛い事もあるかもしれませんが、その分自分は頑張っているんだと褒めてあげましょう!

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